プーチン大統領“核のボタン”見学を公開 識者「“ロシアは核兵器保有国”突きつけ」【知っておきたい!】(2023年12月6日)
ロイター通信によると、ロシアのプーチン大統領は4日、「国の業績に関する大規模展示会」を視察しました。
ソ連時代の核兵器も展示され、核実験を行う「核のボタン」が付いた制御盤の模型を見せられたプーチン大統領ですが、ボタンを押すことはしなかったということです。
今、この核に関する展示会を訪れ、あえてその映像を公開した理由についてロシア政治に詳しい専門家は。
筑波大学 中村逸郎名誉教授:「世界に対してロシアは核兵器保有国であることを忘れるなと。“核を使った脅し”を突き付けてきた。本気度っていうものを見せつけているところが非常に大きいんじゃないかと思う」
この視察は、ロシア国内でも大きく取り上げられたといいます。
中村名誉教授:「来年3月に大統領選挙があります。それに向けて来週木曜日(14日)に立候補声明するというニュースが出ています」
核使用をにおわせることで、国内世論を引き締める思惑もあるということです。
(「グッド!モーニング」2023年12月6日放送分より)
[テレ朝news]