エカチェリーナ・ロマノヴァ 「安寧 Annei」展
エカチェエリーナ・ロマノヴァ初個展
展示のご紹介動画です。
出品作品 3点
「髑髏をつけた山羊」
紫色の山羊の頭蓋骨の半面の眼窩に、紫や青がかかったバーガンディ色の花。そばに傷を覆う絆創膏。激しい怒りが、何か美しいものに変わっていくときの苦しみの隠喩として。
「鹿」
鹿の膝には絆創膏。その下には銀河を思わせる生地が隠れています。
腕の紫、青、赤の色は傷の暗喩。同様の腕の色は他の作品にも見られます。
上着の背面の絵はファン・エイク兄弟の祭壇画「神秘の子羊」の一部をモチーフにしています。そこに描かれる羊はすべての人々の罪を取り除くと信じられています。
文字’Anywhere but here’は、誰にとっても安全な場所とは残念ながら想像上のユートピアに過ぎなくなってきているということを意味します。
「王冠をつけた羊」
羊の頭のかぶり物は王冠のようでもあり、聖人の光輪のようでもあり、「神秘の子羊」の絵にも似ています。上着の背面のサイン「safe and sound」は、危険から逃れて無事であることを意味しています。
それぞれ独自の技術による関節構造の人形です。詳細は展覧会ページをご覧ください。
Ekaterina Romanova solo exhibition
’Annei’
NoncPlatz Gallery
2023