【メイキング】蜷川べに(和楽器バンド) × 彦十蒔絵《Lycoris》..KOGEI Next Exhibition2022..

KOGEI Nextでは三味線文化の次世代への普及と新しい在り方を提案するため蜷川べにさん(和楽器バンド)とのコラボレーション・プロジェクトを進めてきました。2022年11月19日(土)に六本木ヒルズカフェで開催される KOGEI Next 2022展で、蜷川べにさんのトークショー「世界に一台のエレキ三味線誕生秘話」が開催されます。 詳細はこちら: 〈蜷川べにさんのコメント〉 今回貴重なプロジェクトに参加させて頂いてとても光栄に思っています。 前々から自分の中でこういったデザインのオリジナル三味線を作ってみたいという思いがあったので、唯一無二の職人さんたちの手によって環境にも配慮された素材を使い、手間暇をかけて世界で一丁の津軽三味線を作る事が実現出来ました。 デザイン案をあげて実際それが楽器として実用可能なのかもリモートで学生さんや職人さんと何度も話し合いつつ進めてきました。 能登半島の漆塗りの工房にもお邪魔させて頂いて一から工程を見学させて頂きお話を伺い体験もさせて頂きました。これからライブや活動の中でこの作品を使い、少しでも多くの方の目に留まり私達のコラボレーションを知って頂ければ幸いです。 蜷川べに(和楽器バンド) 〈Comment from Beni Ninegawa〉 I was honored to be a part of this valuable project. For a long time, I had the desire to create an original shamisen with my own design. With a great deal of time and effort spent by exceptional craftsmen, this one-of-a-kind Tsugaru shamisen was created using environmentally friendly materials. I proposed a design, and then remotely discussed if the design was actually practical as a musical instrument with those students and craftsmen over and over again. I also visited the urushi lacquer studio located on the Noto Peninsula, Ishikawa Prefecture, where I was able to see the creation process from start to finish, listen to their stories, and have a hands-on experience. When I use this work in my future live performances and activities, I hope to attract the attention of as many people as possible and let them know about our collaboration project. Beni Ninagawa (Wagakki Band) 〈プロジェクトについて〉 KOGEI Nextでは三味線文化の次世代への普及と新しい在り方を提案するため蜷川べに(和楽器バンド)とのコラボレーション・プロジェクトを進めてきました。津軽三味線の装飾はKOGEI Nextに参画する漆芸職人集団・彦十蒔絵が担当。デザインは、KOGEI Nextのアドバイザーである京都女子大学生活造形学科の前崎信也氏のゼミ生と蜷川との共創です。素材は小型家電などからリサイクルした「都市鉱山」由来の金箔や、京セラ株式会社が開発した装飾用素材である京都オパールを使用し、伝統的な漆芸技術と環境に配慮した素材の融合を実現しました。 また、情報を保存するためこの三味線にNFTを発行、本プロジェクトの概要を記録しています。楽器の内部にNFTと紐づくNFCタグが仕込まれており、スマホをかざすとNFTの情報が表示されます。このNFTの情報は半永久的に保存されるため、未来の所有者も、かつて和楽器バンドの蜷川べに専用の津軽三味線であったことを知ることができるのです。 〈Project〉 KOGEI Next carried out a collaboration project with Beni
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