【話題のニュース】福岡県内で増加する飲酒運転 衝突や脱輪も FBS記者が危険性を体験
後を絶たない飲酒運転についてです。ことし福岡県では、去年に比べ逮捕者が増えています。酒を飲んで車を運転すると、どれほど危険なのか。ふだんの運転との違いをFBSの記者が体験しました。
福岡県筑紫野市の自動車学校で21日、『飲酒運転』をテーマに体験型の講習会が開かれました。
酒を飲んで車を運転するとどうなるのか、その危険性を実感してもらおうと、警察や地元の交通安全協会などが企画したものです。
■児玉悠一朗記者
「いまからお酒を飲んでない状態で運転します。」
講習会には、FBSの記者も参加しました。
『スラローム』『S字カーブ』『クランク』3つの課題がありましたが、すべて問題なくこなしました。
続いて、記者は酒を飲んだ状態になります。
■児玉記者
「いまからお酒を飲みます、いただきます。」
1時間半で、缶ビール1本とハイボール5本を飲みました。飲み終えてから、すぐに呼気に含まれるアルコールを計測します。
■警察官
「ピーって言って、ピコって変わるまで吹いてください。」
■児玉記者
「数値は出ました。かなり飲んでいます。いま私の状態は運転できる状態ではないです。」
呼気からは、酒気帯び運転となる基準値の6倍近いアルコールが検出されました。この状態で運転するとどうなるのか。自動車学校の協力のもと、実際にハンドルを握りました。
まずは『スラローム』、酒を飲む前は、難なく通過したコースです。
■児玉記者
「あ、だめですか?」
■インストラクター
「当たっていますね。」
カラーコーンにぶつかってしまいました。
また、『クランク』では、左折中に曲がりきれず、ポールに衝突しました。
やり直すためにバックします。
■インストラクター
「いま落ちた、落ちた。」
しかし、気づかないうちに右の後方のタイヤが脱輪してしまいました。
その後も、運転中に眠気に襲われるなど、飲酒の影響が続きました。
■児玉記者
「意識ももうろうとしていて、運転できる状態ではないです。」
■同乗したインストラクター
「(Q.もし公道だったら?)絶対100%事故です。最初は陽気に運転をされていたんですけど、車の揺れとかでだんだん気持ち悪くなられて、速度も速いのか遅いのかも分かっていない、前も見えてない、まっすぐ走るのにもふらふら。」
酒を飲んで車を運転すると、ほかにもスピードの出し過ぎや蛇行運転、さらに、車間距離をつかめなくなるなど、重大な事故につながる恐れがあります。
福岡県内ではことしに入り、7月末までに、酒&