プーチン氏 モスクワ銃撃テロとウクライナの関連性に言及(2024年3月24日)
モスクワ郊外のコンサート会場で武装グループが銃を乱射した事件で、ロシアのプーチン大統領がテロとウクライナを関連付けるテレビ演説を行いました。
プーチン大統領は23日、事件発生から19時間後に初めて国民向けのテレビ演説を行いました。
このなかで、「テロの実行犯らはウクライナに向かって移動した」「ウクライナ側に渡るための窓口が用意されていた」と述べて、テロとウクライナを関連付けました。
一方、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は「ウクライナを巻き込むいかなる試みも絶対に受け入れられない。ウクライナはこの事件とは何の関係もない」と強く関与を否定しています。
また先月、刑務所で死亡した反体制派指導者、ナワリヌイ氏の陣営幹部は「プーチン大統領はこの悲劇を利用して弾圧や動員、戒厳令を正当化する可能性がある」と牽制(けんせい)しています。
ロシアの治安当局は、事件による死者が133人に上り、事件に直接関わったテロリスト4人を含む11人を拘束したと明らかにしています。
[テレ朝news]