21cm Mrs 18, by Wikipedia / CC BY SA 3.0
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#榴弾砲
#ドイツの火砲
#210mm砲
21 cm Mrs 18(21 cm Mörser 18:21センチ臼砲 18型)は、第二次世界大戦中の1939年にナチス・ドイツが制式採用し、使用した口径211mmの重臼砲である。
一般的に榴弾砲に分類されることが多いが、ドイツ語の名称が示すとおりドイツ軍ではMörser(臼砲)に分類されていた。
21 cm Mrs 18は、第一次世界大戦で使用されていた21cm Mrs 16の後継としてクルップ社が設計した。
Mrs 18とは1918年に生産開始、もしくは部隊配備した臼砲であることを意味するが、これは、大口径火砲がヴェルサイユ条約により新規開発と保有が禁じられていたカテゴリーの兵器であったため、第一次世界大戦中に既に生産開始されていた、という欺瞞工作として命名されたものである。
この砲はヴェルサイユ条約破棄と再軍備宣言を行った後に最初に大量生産された火砲の一つである。
1941年には、帝政ドイツ時代のカノン砲であった15cm K 16の砲身部を当砲の砲架部に結合させた暫定カノン砲が製造されている。
これは、戦時賠償としてベルギーに引き渡されていた15cm K 16を1940年のベルギー侵攻後に接収したものから製造したもので、「15cm Kanone in 16 Mörserlafette(臼砲架台搭載15cm カノン砲16型)」として主に沿岸砲として使用された。
1942年には砲架を共通のものとして砲身のみを新規に開発した17cm K 18 カノン砲が制式化されたため、以後は野戦砲としてはK 18への置き換えが進められたが、固定配備の沿岸砲などとしてはその後も使用され、1943年には少数ながら生産も再開されている。
21 cm Mrs 18の特徴は、駐退復座機を砲身と上部砲架に二重に設置して、反動を大きく抑えていることである。
また、その重量を考慮して、下部砲架には砲全体を砲架ごと360度回転させるための旋回板(砲を左右に旋回させる際は、これによりジャッキのように砲全体を接地面から持ち上げて旋回させる)を備えていることも大きな特徴である。
上述のように「臼砲」の名称は便宜的なもので、実態としては榴弾砲に分類される火砲であるが、ドイツ軍では再軍備宣言の後もMörser(臼砲)に分類されたまま装備・運用された。
当砲は第833重砲兵大隊(カール自走臼砲を運用した部隊として知られる)を始め上級司令部直轄の重砲兵大隊で用いられた。
実戦での運用例としては、1942年6月のセヴァストポリ要塞攻囲戦において要塞砲への攻撃に用いられ、マキシム・ゴーリキーI号砲台のうち南砲塔の破壊に貢献したことが挙げられる。
口径21cmの砲弾の破壊力は絶大であったが、その大重量故に長距離運搬時には砲身を外して砲架と砲身部の2つに分割して輸
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