天皇皇后両陛下が日本時間23日、イギリスに到着されました。8日間のイギリスの訪問では、かつてお二人が学んだオックスフォード大学なども訪問される予定です。
Their Majesties the Emperor and Empress Visit the Land of Memories: The UK.
■「歓迎ムード」 イギリス訪問
車を降り手を振られる陛下に、集まった人々がスマホのカメラを向けます。イギリス到着後、陛下は日本文化を発信する施設を最初の視察先として訪問されました。建物の外には、陛下を歓迎する多くの人が集まりました。
陛下は、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県の輪島塗などをご覧になられます。その後、陛下は様々な分野で活躍するイギリスに住む日本人と懇談されました。
イギリスの人々も、陛下の訪問を喜びます。
イギリス人
「ようやく国賓として来られ、滞在中に多くの人と会われることはとても良いことです」
日本時間23日、およそ14時間半のフライトを経て、天皇・皇后両陛下がイギリスに到着されました。
天皇陛下は白いシャツに水色のネクタイ、皇后・雅子さまは天皇陛下のネクタイとおそろいの色の洋服に身を包み、タラップを降りていきます。体調を考慮しながらのご訪問となった雅子さまも、出迎えに笑顔で応えられます。
両陛下が宿泊されるホテルの前では、多くの人が到着を一目見ようと待ち構えています。国旗を手にしている人や、現地の人の姿も。100人以上が集まる「歓迎ムード」。そして…。
沿道に集まった人に笑顔を見せて手を振られる雅子さま。陛下も合わせて、手を振られます。
関係者によると、両陛下を乗せた車は、25日に晩餐(ばんさん)会が行われるバッキンガム宮殿の前を通るなど、予定よりも時間をかけてホテルに到着したといいます。
観光客
「日本国旗を見てインターネットで調べて、両陛下の訪問を知りました。日本のロイヤルファミリーを見られるなんて興味深いです」
天皇陛下
「現在、英国とは経済、文化、科学、技術、教育など幅広い分野において緊密な協力関係を構築するに至っていますが、その影には戦争の傷を癒やすために両国の人々が地道に積み重ねた努力があったことを忘れることはできません。今回の訪問を契機として、日英両国がこれまでに重ねてきた交流の歴史を踏まえながら、友好親善がさらに深まることを願っております」
今回の訪問に先立ち、「日本とイギリスの戦争の歴史に触れ、友好関係を深めたい」と語られた天皇陛下。実はそれだけではなく…。
天皇陛下
「今回の訪問で初めて雅子と一緒に、オックス