ウクライナ 激戦地前進か プリゴジン氏また激怒
5日昼過ぎ、ロシアの一部で、とある映像が放送された。
プーチン大統領「私の命令で、一部の地域に戒厳令が敷かれた。きょう、私は総動員令にも署名する」
プーチン大統領の“緊急演説”とする映像。
ウクライナと国境を接するロシアの3つの州で、テレビとラジオを通して流れたという。
ロシア側は、「ハッキングされたフェイクだ」と主張。
一方、ウクライナ側も、ロシア側がウクライナの反転攻勢として発表した動画について、「過去の映像を使ったフェイク」と否定した。
フェイクといえば2022年、AIによって作られたゼレンスキー大統領の偽映像も。
偽物のゼレンスキー大統領「皆さんに『さようなら』を言いたい。武器を捨てて家族のところに戻ってください」
本物のゼレンスキー大統領は5日...。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「待ちに待った報告が戦場から届いた。全ての兵士たち、バフムトの兵士たち、あなたたちに心から感謝する」
ロシア側が制圧したと主張していた激戦地バフムトで、ウクライナ軍が前進していると発表した。
この事態に怒り心頭なのが、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のプリゴジン氏。
バフムトは、つい先日、ワグネルから正規軍に引き継がれたばかりだったが...。
プリゴジン氏「バフムトの一部がもう奪われちまった...」、「軍のヤツらはコソコソと逃げてやがる! この恥さらしどもが!!」、「ショイグ(国防相)、ゲラシモフ(参謀総長)、お前らが銃を持って最前線に出ろ!」
その一方、「プリゴジン氏が、撤退と見せかけてクーデターを計画している」とのうわさもささやかれている。