【ぼっこぼこ】 女性合気道師範の演武 【当て七分】
第54回全日本合気道演武大会の演武です。
山口県 片山真弓師範の演武です。
まさに大先生の言われたことを実直に実践されていると感じました。
「わたくしの方のはアテ(当て身)が七分、投げが三分でして」
合気道開祖・植芝盛平翁
合気道は普段の稽古では、当身(打撃技)は省略していますが、禁止してはいません。
むしろ、合気道は打撃どころか武器を持つことを奨励しています。(棒とか丈とか剣とか短刀とか)
とはいえ本当に当てれば、けが人が出て稽古どころではないでしょうし、そもそもの目的が相手にけがをさせることではありません。
当身は崩しの一環です。まあ、最悪な状況下で相手を無力化しなければならない場合にはとどめにも使ってもよいのでしょうが、うーん意見の分かれるところだと思います。
合気道の当身は空手のように一撃必殺を求める必要はありません。
ちょっと当てて(または当たると思わせて)、相手を一瞬硬直させたり、当身に意識を逸らすことができれば用は足ります。
とても良い勉強をさせてもらいました。
ビジュアル的には受けがかわいそうに思えてきますが…