サングリアル 〜テンプル騎士団と聖杯伝説〜/じょるじん

「13日の金曜日」が不吉とされる由縁。 本作で述べた説・結末はあくまで作者が独自に調べた文献なりデータベースから借用し、あるいは導き出し、あるいは妄想したりと幾つもの説の一遍一遍を繋ぎ合わせて完成したシナリオと結末です。 したがって、これが歴史事実・伝説の真相であると断定するものではありません。 噛み砕いて説明すると「こーだったら面白いなー」という歴史厨の興味と伝説探求が限界を超え業火の灰が結集してできあがった大空想歴史オペラです。 作者は常にこんなことをずっと妄想してます。 歌:GUMI イラスト:藤木ゆう() 【参考文献】 ◆レンヌ=ル=シャトーの謎-イエスの血脈と聖杯伝説  著者:マイケル・ベイジェント(ほか) 訳者:林和彦 ◆ダ・ヴィンチ・コード  著者:ダン・ブラウン 訳者:越前敏弥 ◆十字軍物語  著者:塩野七生 ◆テンプル騎士団の謎  著者:レジーヌ・ペルヌー 訳者:南条郁子 暗黒童話絵本『禁書』絶賛発売中!! ツイッター→ ニコニコ動画→ オフィシャルHP→ 楽曲作成にあたり、台本として作った本作の大元の詳細シナリオです。 とても長いのでお時間と興味のある方のみ是非。 ------------------------------- 1307年10月13日金曜日 強大な軍事力と莫大な財力を有し地中海世界で隆盛したある組織が一夜にして壊滅した。 組織の名は「テンプル騎士団」 壊滅を指揮したのは時のフランス王フィリップ4世。 中世ヨーロッパにおいて絶大な権威を誇ったローマ教皇をも屈服させた時の支配者である。 水面下で周到に準備された王の令状は欧州全域の王侯・君侯に渡り10月13日、一斉に開封された。 それは全団員の拘束令であり速やかに執行された捕縛劇により幹部は火刑、団員は拷問の末多くの者が殺され組織は壊滅した。 王フィリップがテンプル騎士団を破壊した目的はなんであったのか? ・組織の強力な軍事力 「否」 ・組織が持つ莫大な財産 「否」 ・異端の撲滅 「否」 理由は前年の1306年に遡る。 騎士団が王フィリップの衛兵を兼ねていた当時、首都パリで市民の暴動が勃発。 王が騎士団の本部に匿われる事件が起こる。 騒乱の最中、宝物庫に迷い込んだ王は、そこで騎士団が隠し持つある「秘宝」を発見してしまう。 この秘宝により王は騎士団の裏の顔、世界を転覆しかねない途方もない「力」を持つことを知る。 恐怖に駆られ、王は組織の破壊工作に奔走した。 では王が恐れたテンプル騎士団の持つ「秘宝」とはなんであったのか? それを৶
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