X Japan - WEEK END Tokyo Dome LIVE () 60fps

TOKYO DOME 2DAYS LIVE ROCK‘N‘ROLL () 遂にXが帰ってきた‼︎ しかも新型Xとして、’93年をしめくくるにふさわしく12月30、31日の東京ドーム2DAYSにその復活した雄姿を現した‼︎この2DAYSを速報でお届けする‼︎ まさしく新型X元年となった’94年、今後に期待がつのる‼︎ Text:Yusuke Kato 〝X〟ではない〝新型X〟と題された復活祭。一体、どこがどう新しいのだろうか。 確かにこの2年間の活動をきっと振り返ってみるだけでも、彼らが大きく成長していることは容易に予想出来る。 HEATHの加入によるリズム隊の強化。全世界契約によるグローバルなスタンス。メンバー個々のソロ活動のフィード・バック。 そして、『Art of Life』の完成による第一期Xの終焉と新型Xの誕生。果して、新型Xはどこへ行こうとしているのだろうか。東京ドームの初日は視点を徹底的にその一点だけに絞ってレポートしたい。 オープニングSE「WORLD ANTHEM」から「Silent Jealousy」「Sadistic Desire」「Standing Sex」「WEEK END」までの前半は、曲順的にはさして目新しい変化はなかったが、新型Xを感じさせる瞬間が随所に散りばめられていた。 まず、HEATHのベース。アタック音を抑え低音をブーストしたブーミー・ベースはアタック命のYOSHIKIのドラムと見事なコントラストを生み出し、オブリガードではなくラインでキャラクターを醸しだすスタイルは限界BPMのリズムに心地よいグルーブを与えていた。それは後半演奏された「Celebration」のようなメジャー・ナンバーで顕著だった。このグルーブは世界進出の際にも大きな武器になるはずだ。 今回はこれまでのドームに比べてステージ・セットが非常にシンプルだったことも特筆すべき点だろう。YOSHIKIのデスマスクも巨大な目玉もなし。あるのはただステージ左右の大スクリーンとステージ上方の5分割スクリーンのみ。 それはメンバーの音楽性と肉体性だけで観客を魅了してやろうという5人の決意表明に他ならない。 確かにXが現在のポジションを獲得した理由のひとつに、ショウアップされたまるでサーカスのようなステージ・セットと演出が挙げられる。 しかし、それは同時にキワモノ的なイメージを生み出し、世界進出の際にはそんな小手先の技は通用しない。 ロックの本場ともいえるアメリカやイギリスのオーディエンスを納得させられるのは唯一本物の音楽性と本物の肉体性だけなのだから。 今回のシンプルなステージ・セットは、彼らが長い海外生活でそのことに気づいたことのなによりの証明なのだ。 ただ「WEEK END」のエンディングで観せたTOSHIの銃撃パフォーマンスは、曲のメッセージを具体的にビジュアライズさせた非常に効果的{
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