魔法少女まどか☆マギカ(第04話)

私がもっと早くにほむらちゃんの言うこと聞いていたら それで、巴マミの運命が変わったわけじゃないわ でも 貴女の運命は変えられた 一人が救われただけでも 私は嬉しい ほむらちゃんはさ 何だかマミさんとは別の意味でベテランって感じだよね そうかもね 否定はしない 昨日みたいに 誰かが死ぬとこ何度も見てきたの そうよ 何人くらい 数えるのを諦める程に あの部屋 ずっとあのままなのかな 巴マミには 遠い親戚しか身寄りがいないわ 失踪届けが出るのは まだ当分先でしょうね 誰も マミさんが死んだこと 気づかないの 仕方ないわ 向こう側で死ねば 死体だって残らない こちらの世界では 彼女は永遠に行方不明者のまま 魔法少女の最期なんて そういうものよ ひどいよ みんなのためにずっと一人ぼっちで戦ってきた人なのに 誰にも気づいてもらえないなんて そんなの寂し過ぎるよ そういう契約で 私達はこの力を手に入れたの 誰のためでもない 自分自身の祈りのために 戦い続けるのよ 誰にも気づかれなくても 忘れ去られても それは仕方のないことだわ 私は覚えてる マミさんのこと 忘れない 絶対に そう そう言ってもらえるだけ 巴マミは幸せよ 羨ましい程だわ ほむらちゃんだって ほむらちゃんのことだって 私は忘れないもん 昨日助けてくれたこと 絶対忘れたりしないもん ほむらちゃん 貴女は優し過ぎる 忘れないで その優しさが もっと大きな悲しみを呼び寄せることもあるのよ
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